きっかけを生み出す場をつくる

学びの場と働く場の橋渡しをすることを仕事にしています。「いかに学び、いかに生きるか」がマイテーマ。

学びのスタイルの変化

今、某講座を受講していて、その中でe-learningで学ぶことがたくさんある。インターネットで講義を受け、レポートを提出する。
そして、対面の講座ではより発展的な内容を学ぶ。学んだことを活かして実践してみたり、その結果を振り返って新たな学び・気付きを得たり。対面講座は土日に行われ、その合間を縫ってe-learningの締切が追いかけてくる。大阪で行われている講座だが、島根県山口県、石川県など様々な地域からわざわざ泊まりがけで来る受講者も少なくない。そのような熱気あふれる環境で学べることそれ自体が、仕事をしながら限られた時間で学ぶ大きなモチベーションになっている。

大人の学びは、子どものそれに比べてより「アウトプットを前提とした」学びである。つまり、「何のために学ぶのか」「学んだことを何に活かすのか」がより明確になっている。だから自然とモチベーションは高いことが多い。

日本の子どもたちは、概して学びに対するモチベーションが低い。(その割に学力はそこそこ高いのが、不思議というか日本人らしさというか。)
インターネットの普及により、世界のどこにいても同じ授業を受けることができる環境が整いつつある。その中で、知的好奇心が旺盛な人はどんどん学び、どんどん成長するが、そうでない人は全然学ばなくなる。学びへの意欲が低いことは、いよいよ致命的になってくるであろう。

人間は、もともと学ぶ意欲を持った生き物だ。
どうすれば、その意欲を削ぐことなく、知的好奇心あふれる人間が育つのだろう。
そのために大人は子どもに何ができるだろう。

今、私がもっとも重要視している問いである。