きっかけを生み出す場をつくる

学びの場と働く場の橋渡しをすることを仕事にしています。「いかに学び、いかに生きるか」がマイテーマ。

ロープレの意義を実感した話

今日、とある研修でロールプレイングを行った。学生の面談を行うという場面で、面談する側とされる側、そして観察者という役割を3人1組で順番に回していった。

もちろん練習すべきは、面談を行う側であるカウンセラーあるいはコーディネーターの役割なのだが、学生役(面談される側)をやった時が一番学び・気付きがあった。意外な発見であった。

学生役をやることで、どのような問いかけ方なら話しやすいか、どのくらいの間の取り方が適切なのか、を身をもって理解することができる。実際のところは大人と学生とでギャップはあるだろうけど、話す側と聞く側という基本的なスタンスは同じなので、恐らくロープレであれ?って思ったところは実際の面談の場でも共通するところはあると思う。

だから、学生役をやった時の感覚や思ったことはちゃんと覚えておきたい。
ざっくり言うと
・誘導しない…学生のまとまらない話を「つまり、こういうこと?」と言い換えてあげるのはOKだと思うけど、「こうだよね」と勝手に決めつけるのはNG。
・話を丁寧に聞く…必要な質問は多々あれど、それを上から順番に聞いたところで学生の本音は引き出せない。ひとつひとつ丁寧に、「そう感じたのは何故?」などと深掘りしていくこと。
・伝えたいことはきちんと伝える…誘導したり決めつけたり押し付けるのはNGだけど、学生の考えを整理したり方向性やヒント、選択肢を示すのは大事。

今日学んだのはそんなところ。
明日からの現場で早速活かしたい。